佐渡エリア おすすめ観光スポット10選

江戸時代に栄えた佐渡金山の鉱山跡。電動ロボットが採掘工程を再現した宗太夫坑に加え、機械による近代化をテーマにした道遊坑を公開。鉄製トロッコとレールの残る坑内や機械工場などが見学できる。

国の特別天然記念物であるトキを肉眼で観察できる施設。公園には「トキ資料展示館」と「トキふれあいプラザ」がある。トキ資料展示館はトキの映像・音声資料、はく製・骨格標本などが展示され、トキの生態から保護活動の歩みをわかりやすく展示し解説している。トキふれあいプラザは、自然に近い生息環境を再現した大型ケージ内で、トキの飛翔、採餌、巣作りなどを間近で観察することができる。

大同2年(807)、弘法大師が開いたという古寺。奈良の長谷寺を模したことから名付けられた。山内は広く、寺宝展示室も第1～6まで6室あり、拝観(無料、予約制)も20分から1時間まで5コースある。5月の牡丹をはじめ、桜やツツジ、アジサイなどの季節の花々も楽しめ、樹齢1000年以上の三本杉(県指定天然記念物)もある。弘法大師の像と伝わる、寺宝の十一面観音立像三体(重要文化財)は秘仏。33年毎(次回は2034年)に開帳されている。本堂、庫裏、護摩堂、鐘堂、廻廊などの国登録有形文化財が15件あるほか、木造不動明王立像・木造矜羯羅童子立像・四天王像などの県指定有形文化財が7件、市指定文化財が1件ある。また、さまざまな体験コースが20種類ある。

佐渡の中央に位置するダイビングショップ。シュノーケリングから各種スクールまでメニューが揃い、初心者でも水着さえあれば気軽にできる体験ダイビングが人気だ。10歳から参加可能。

相川町の南方に10km続く、相川鹿伏[あいかわかぶせ]、相川大浦[あいかわおおうら]、高瀬[たこせ]、橘[たちばな]、稲鯨[いなくじら]、米郷[よなご]、二見[ふたみ]の7つの浦からなる。大小さまざまな岩礁が点在する穏やかな海岸美が続く。特に長手岬と夫婦岩、春日崎は必見で夕日も美しい。

佐渡ケ島北西部、関岬の丘にあるキャンプ場。オートサイトから眺める紺碧の日本海は絶景。フィッシングポイントの関港や岩谷口へは車で5分、入崎・二ツ亀の両海水浴場へも車で20分ほどの距離。

小木港で観光用たらい舟や小木海岸の高速モーターボートを運航。たらい舟は、女性船頭さんがカイを漕ぎ、約10分で湾内を巡る。希望すれば、船頭さんの手ほどきを受けて操縦体験にトライ。うまく前に進んだら、たらい舟操縦士免状(有料)を手にできる。4月～11月下旬なら小木海岸めぐりの高速モーターボートも人気。天然名勝地めぐりモーターボート各種コースあり。随時運航。

数万年もの間、激しい波浪に削られてできた尖閣湾。その湾内にある揚島峡湾に位置し、尖閣探訪の中心となっている。展望台からは、荒々しい断崖が続く雄大な景色を一望。海中透視船も運航している。近海魚の水族館もある。

小木民俗博物館の北にある天然の海蝕洞窟。「岩屋さん」ともよばれる信仰の場で、洞窟前には小泊石工の名人五平の作といわれる四国八十八カ所にちなんだ88体の石仏が並ぶ。洞窟中には8体の半肉彫りの摩崖仏があり、左前壁の龕[がん]の3体は弘法大師の作と伝わる。最奥には「船魂様」[ふなだまさま]とよばれ船乗りの信仰が厚い十一面観音が安置されている。岩屋山石窟[いわやさんせっくつ]として新潟県の史跡にも指定されている。

佐渡の自然、歴史、文化を発信する総合博物館。佐渡ゆかりの日本画家、土田麦僊の下絵、素描、写生帳も展示している。