奥入瀬渓流

十和田湖から流れ出る唯一の川・奥入瀬川に沿った焼山(やけやま)から子ノ口(ねのくち)の間にある奥入瀬渓谷。紅葉が見ごろになると木々の緑や紅葉が川の水面に映り込む美しさを眺めに、たくさんの観光客が訪れます。水辺にカモシカが歩いていたり、頭上からはオシドリやセキレイなど野鳥のさえずりが聞こえたり。イワナが泳ぎ、サンショウウオも見られるほどの清流を足元に、視界いっぱいの紅葉を仰ぐ奥入瀬の旅に出かけませんか。



奥入瀬渓谷の紅葉の楽しみ方

奥入瀬渓谷では、川や谷の美しさも含めて紅葉を楽しみたいもの。焼山から子ノ口まで、紅葉のトンネルの中で渓流が苔むした岩肌を流れていく様子や、動物や魚たちがのびのびと暮らす姿を見ていると、心が洗われるような気がします。

<奥入瀬渓流>
十和田湖から豊富な水が流れ込むU字型の渓谷には、トチノキやカツラ、サワグルミをはじめシダ類など、湿気を好む植物が多く自生しています。紅葉の見ごろは、例年10月下旬ごろから11月下旬。下流の焼山から上流の子ノ口に向かって歩いて行くと、紅葉がより美しく感じられるといわれています。

<奥入瀬渓流館(おいらせけいりゅうかん)>
奥入瀬紅葉散策のスタート地点・焼山には、奥入瀬の自然を紹介した資料館「奥入瀬渓流館」があります。奥入瀬を世に知らしめたとされる文人・大町桂月(おおまちけいげつ)の関連展示や、渓谷にすむ動物たちについて紹介するスペースなどがあります。散策の前にここで奥入瀬を知れば、より充実した紅葉めぐりになること間違いなしです。

<奥入瀬湧水館(おいらせゆうすいかん)>
奥入瀬渓谷といえば紅葉のほかに、美しく澄んだ水も自慢です。専門機関による水質検査で、奥入瀬の水は「おいしい水」の基準をすべてクリアしているそう。奥入瀬湧水館はこのきれいな水にスポットを当て展示で紹介しているほか、「奥入瀬源流水」としてペットボトルに入ったものや、このお水でいれたコーヒーなどを販売しています。



遊歩道を歩いて疲れたら、いいお湯とおいしいご飯でゆったり

渓谷の美しさに心を奪われて、歩いている間は疲れを感じないかもしれません。でも14kmもある道のりです。ゴールに着いたら、いいお風呂とおいしい料理の宿へ。紅葉の見ごろは混むので予約して出かけましょう。



星野リゾート 奥入瀬渓流 ホテル

日本屈指の景勝地・奥入瀬渓流の畔に建つ唯一のリゾートホテル。渓流散策の拠点や奥入瀬の一番美しい朝のひとときを満喫できるプログラムが満載です。

奥入瀬 森のホテル

大切な人との想い出作り、大切な人への感謝を伝える旅。「あの人を喜ばせたい」、その想いをカタチにします。

蔦温泉旅館

世界遺産白神と二分するブナの森に囲まれた風情豊かな一軒の温泉宿。源泉の上にブナ・ヒバ材で造られた浴槽が有り湧きたての温泉が楽しめます。

※2023年9月11日更新