箱根

駒ヶ岳や芦ノ湖など、高所から徐々に色づく様子が美しい箱根の紅葉。通年、10月下旬ごろ山々から届き始める紅葉の便りは、11月下旬から12月上旬ごろ箱根湯本に到達します。観光船に乗って湖から眺めてみると、色とりどりの紅葉が辺り一面に広がる絶景が楽しめます。



紅葉と温泉。箱根で心と体にいい秋旅

箱根は朝晩の寒暖差が比較的大きいため紅葉が美しく、秋も多くの観光客でにぎわいます。ドライブでも電車でも気軽にめぐれて、一人旅からカップル、家族旅行までどんなシチュエーションでも楽しめる不動の人気観光地です。

<芦ノ湖(あしのこ)>
箱根観光の代表ともいえる定番スポット。箱根では見ごろが早い(例年10月下旬ごろ)ため、芦ノ湖の紅葉が始まると地元では「秋が来た」と感じるそうです。ロープウェイや遊覧船を利用して、美しい紅葉をゆっくり楽しんで。縁結びの神様として知られる「九頭龍(くずりゅう)神社」が近いこともあり、若い女性やカップルにも人気です。

<箱根強羅公園(はこねごうらこうえん)>
箱根登山電車の終点・強羅駅から徒歩約5分の場所にある箱根強羅公園は、100年の歴史を持つ由緒あるフランス式整型庭園。紅葉の見ごろになると公園内はもちろん、道中の車窓からも美しい紅葉が楽しめます。

<大涌谷(おおわくだに)>
地熱と火山ガスの化学反応を用いた黒い殻のゆでたまご「黒たまご」で知られる大涌谷は、硫黄の香りが立ち上る温泉地らしい観光スポット。箱根湯本から登山電車やケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで向かう「箱根の奥座敷」です。紅葉の見ごろとなる10月下旬ごろには、雄大な谷に沿って色づくモミジと温泉の湯気が幻想的な雰囲気を醸します。



秋の箱根路。今年はどんな宿を選ぶ?

箱根は日本有数の観光地ですから、宿の数が多くシーズン中も比較的予約は取りやすいといえます。でもせっかくの旅行、好みやシチュエーションに合った宿を選びたいもの。週末や連休にお出かけのさいは、早めの予約をおすすめします。



吉池旅館

自家源泉の恵みをかけ流しで、一万坪庭園を自然散策路で。吉池温泉に浸かり、庭園を愛でる「一夜湯治」の旅。湯本発着の箱根観光の拠点にも便利です。

箱根湯本温泉 天成園

与謝野晶子らが愛した瀧の音、箱根の緑、そして湯けむり。風情あふれる宿ですが、敷居が低く、思い立ったらすぐ行ける温泉郷です。

ホテルマイユクール祥月

随所に女性を意識したホテル作りをしています。上質の温泉、心をこめたオリジナルコース料理、スタッフの過剰にならないさりげないサービスが定評です。

※2023年9月11日更新