帝釈峡

日本百景のひとつに指定されている広島県・帝釈峡。「比婆道後帝釈国定公園」内に位置し、帝釈川の流れに削られてできたダイナミックな峡谷です。例年10月下旬から11月上旬までが紅葉の見ごろ。自然のままの岩肌と美しい色彩のコントラストを見ることができ、自然のパワーと美しさに目を奪われてしまうことでしょう。帝釈峡でおすすめの紅葉絶景ポイントをご紹介します。



帝釈峡の紅葉狩り、満喫できるポイントは?

帝釈峡は屈指の名勝ぞろい。ただし約20㎞にも及ぶ広大なスポットですので、紅葉狩りに出かけるなら訪れたいポイントを絞りましょう。

<帝釈峡遊覧船>
帝釈峡のおよそ中央に位置する神龍湖には貸しボート屋があり、これで湖上から色づいた景色を見られますが、おすすめは湖を約40分かけて一周する遊覧船。船内は畳張りで、ゆったりと寛ぎながら自然の風景を味わうことができます。湖畔の木々が鮮やかに紅葉した様子も、遊覧船から見ればまた格別です。

<雄橋(おんばし)>
雄橋は、自然の力によってつくられた橋。長い年月をかけて川の水が岩を削り、まるで人間が架けた橋のような形になっています。かつては実際に橋として使われていたこともあったそう。幅約18m、長さ約90mにも及ぶ石橋は圧巻のひとこと。周囲の紅葉とともに目に飛び込んできます。

<帝釈天永明寺>
長大な帝釈峡を二手に分けて、北側を上帝釈と呼ぶことがあります。その上帝釈の重要スポットが、帝釈峡の名前の由来・帝釈天を祀る「帝釈天永明寺」。現在、お寺の中に足を踏み入れることはできませんが、寺の壁に力強い帝釈像がそびえ立っています。イチョウやカエデなど周囲の紅葉も素晴らしく、見ごろにはたくさんの人たちが訪れます。



クルマで、歩きで、レンタサイクルで……帝釈峡の紅葉狩り攻略法

南北に長い帝釈峡をめぐるなら、「どこを訪れるか」と同時に「足」も重要なポイント。クルマ、歩き、レンタサイクルそれぞれの良さがあります。帝釈峡は1日では見切れないほど広くて見どころ豊富な場所ですから、ぜひ泊まりがけで訪れてみてください。

<クルマで>
帝釈峡は長さにして約20km、中には険しい道もあります。上帝釈から遊覧船まで帝釈峡全体をぐるりと巡りたいなら、やはりクルマでの旅がいいでしょう。上帝釈の帝釈天永明寺では、駐車場付近でも色づいた大きなイチョウを見ることができます。

<歩きで>
自然の生み出した素晴らしい産物である帝釈峡を肌で感じたいなら、徒歩での散策が最適。最寄り駅からのバスが帝釈・神龍湖まで延びていますので、電車と徒歩でも充分行けるスポットです。

<レンタサイクルで>
帝釈峡はサイクリングにもおすすめのエリア。徒歩では少し遠い場所も、自転車なら足を延ばせるかも。上帝釈にはレンタサイクル店がありますので、紅葉の見ごろに織りなす模様を楽しみながらの移動は快適。レンタサイクル店から800mくらいのところに、帝釈峡の代表的な鍾乳洞「白雲洞(はくうんどう)」があります。



帝釈峡観光ホテル錦彩館

帝釈峡観光ホテル錦彩館

部屋の窓から帝釈峡の山並みと青い空を映した神龍湖の蒼い水が悠々と広がります。新緑・紅葉・雪景色と四季折々の情景が目の前にあります。

帝釈峡観光ホテル別館養浩荘

帝釈峡観光ホテル別館養浩荘

帝釈峡の水の流れと、遠く山鳥の声が届く中で大自然の四季折々の料理に舌鼓。旅の疲れをゆっくりと癒し、安らかなひとときをお楽しみください。

福山ニューキャッスルホテル

福山ニューキャッスルホテル

備後地方の政治・経済・文化の交流の場としての本格的シティホテル。JR福山駅から近く、また官庁街・繁華街にも近いのでビジネス・観光に便利です。

※2023年9月11日更新