宮島

紅葉の名所としても知られる安芸の宮島。世界遺産・厳島神社の朱の鳥居はよく知られており、シーズンになると紅葉の色も手伝って美しさが倍増します。現地のおみやげ店には、モミジをかたどったお菓子やアイテムがところ狭しと並び、「紅葉の島」という気分を盛り上げてくれます。



紅葉のメッカ、宮島をどう満喫する?

宮城の松島、京都の天橋立とともに古くから「日本三景」のひとつとされる宮島。紅葉の美しさもやはり目を見張るものがあります。エリア全体が国の特別史跡・特別名勝に指定された美しい紅葉を一度は見に行ってみたいもの。イロハカエデを中心とした紅葉は例年11月中旬ごろから2週間ほどが見ごろです。

<紅葉谷公園(もみじだにこうえん)>
宮島の紅葉といえば、まずは紅葉谷公園。江戸時代後期に植えられた紅葉が受け継がれ、時代を経るごとにその美しさを増し、現在では「紅葉の一大名所」となりました。11月前半ごろからモミジ、カエデを中心とした紅葉が見ごろを迎えます。

<弥山原始林(みせんげんしりん)>
紅葉谷公園からロープウェーで約14分、さらに1kmほど歩いたところにある原始林。かつて伐採を禁じられた歴史があり、そのおかげで原始林として古くからの植生をそのまま受け継ぎ、山全体が国の天然記念物の指定を受けています。人の手があまり入っていない紅葉は一見の価値アリです。

<厳島神社(いつくしまじんじゃ)>
宮島観光のメインは、やっぱり厳島神社ですね。回廊で結ばれた約20棟の社は満潮時にその美しさが最高潮に達します。それをたたえて、「竜宮城」と呼ばれたそう。境内に数百頭の鹿がすんでおり、神の使いとしてあがめられています。荘厳な神社で鹿と戯れながら紅葉を眺める……見ごろを押さえれば、こんな贅沢な秋の旅行が楽しめます。



美しい島できれいな紅葉を満喫した後は、いい宿を

宮島はエリアとしてはそんなに広くありませんが、観光地だけあって宿は充実しています。ただしシーズンになると満室になることもしばしば。紅葉の時期は早めの予約でお目当ての宿を確保して。



錦水館

厳島神社や大鳥居まで徒歩5分、宮島桟橋からも徒歩5分の好立地。宮島潮湯温泉と食を愉しむお洒落宿。

宮島グランドホテル有もと

厳島神社に最も近い当館は「大事な人を大事におもてなし」をモットーに、出来合の物を使わず土地の素材を吟味した自慢の懐石料理、本物の数寄屋造の宿。

岩惣

世界遺産の弥山原始林を借景に、水と緑を満喫する立地。明治25年建築の玄関には野生の鹿も遊びにきます。谷川の清水を受ける朝の散歩は最高です!